
今日は、久し振りにデータ入力の仕事。
2週間振りとあっては、なかなか感じがつかめない。
さらに、1局目が232手の超手数の将棋。
これを、最後の登録の時点で失敗してしまって、おじゃんに。
最初からやり直し・・・。
いきなり、464手を費やしてしまった。
慣れるまで、しばし、時間が必要だな。
昭和47年12月の対局なので、同じ将棋でも、趣は
かなり違ってる。
対局者も、相当に懐かしい。
中に、坂口允彦八段勝ちの一局もあった。
坂口先生の対局は、数局、記録係を務めた事がある。
とても気のいいおじいちゃん先生という印象だった。
ご自身が勝つと、とてもご機嫌で、感想戦が終わった後、
1000円のお小遣いを頂いたっけ。
図は、とある関西の棋士同士の対戦。
△3四歩と、後手が角道を開けたところ。
ここで現代風に指すなら▲7七角かな?
この時期では、無難に▲6六歩?
何て思いつつ次の手を入力しようとすると、
棋譜用紙には、▲7七銀と記してある。
???
ひと目これは、記録係の植山悦行5級が、角と銀を
書き間違えたんじゃないかと思ったね。
(兄弟子の植山さん、すみません)
▲7七銀では△8五歩と突かれると、銀が動き難く
なってしまうし、よしんば▲6六銀と出たとしても、
▲5五歩△同歩▲同銀と行くのでは、形が重すぎる。
どうするのかと見てたら、先手はここから居飛車感覚での
矢倉模様の展開へと持ち込んだ。
そうなると、今度は▲5八飛の形がどうかって
なるわけだけど、このあたりは、
「将棋は理屈じゃないよ、力だよ」
って時代。
先手は「飛車の形がよくないっていうなら、それを
実際に証明したまえ!」とばかりに、以後も奔放な
指し手を続けて、後手を翻弄し、押し切ってしまった。
力こそ、正義・・・。
昨日、「TARI TARI」を初めて見た。
凄く面白いぞ、この作品。
ちょうど、第1話が始まったところ。
うーむ、先が気になる。