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Channel: みっち・ザ・わーるど
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正義たるは?

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201608051928000.jpg

今日は、久し振りにデータ入力の仕事。

2週間振りとあっては、なかなか感じがつかめない。

さらに、1局目が232手の超手数の将棋。

これを、最後の登録の時点で失敗してしまって、おじゃんに。

最初からやり直し・・・。

いきなり、464手を費やしてしまった。

慣れるまで、しばし、時間が必要だな。

昭和47年12月の対局なので、同じ将棋でも、趣は
かなり違ってる。

対局者も、相当に懐かしい。

中に、坂口允彦八段勝ちの一局もあった。

坂口先生の対局は、数局、記録係を務めた事がある。

とても気のいいおじいちゃん先生という印象だった。

ご自身が勝つと、とてもご機嫌で、感想戦が終わった後、

1000円のお小遣いを頂いたっけ。

図は、とある関西の棋士同士の対戦。

△3四歩と、後手が角道を開けたところ。

ここで現代風に指すなら▲7七角かな?
この時期では、無難に▲6六歩?

何て思いつつ次の手を入力しようとすると、
棋譜用紙には、▲7七銀と記してある。

???

ひと目これは、記録係の植山悦行5級が、角と銀を
書き間違えたんじゃないかと思ったね。
(兄弟子の植山さん、すみません)

▲7七銀では△8五歩と突かれると、銀が動き難く
なってしまうし、よしんば▲6六銀と出たとしても、
▲5五歩△同歩▲同銀と行くのでは、形が重すぎる。

どうするのかと見てたら、先手はここから居飛車感覚での
矢倉模様の展開へと持ち込んだ。

そうなると、今度は▲5八飛の形がどうかって
なるわけだけど、このあたりは、

「将棋は理屈じゃないよ、力だよ」

って時代。

先手は「飛車の形がよくないっていうなら、それを
実際に証明したまえ!」とばかりに、以後も奔放な
指し手を続けて、後手を翻弄し、押し切ってしまった。

力こそ、正義・・・。

昨日、「TARI TARI」を初めて見た。

凄く面白いぞ、この作品。

ちょうど、第1話が始まったところ。

うーむ、先が気になる。










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